👨‍👩‍👧‍👦 両立支援等助成金とは?【2026年度版】育児・介護と仕事の両立を支援するコースと支給額を解説

■ 両立支援等助成金とは?

両立支援等助成金とは、従業員の育児・介護と仕事の両立を支援する取り組みを行った事業主に対して、
厚生労働省が支給する助成金です。

「育児休業を取得させた」「職場復帰をサポートした」「子育てや介護に配慮した制度を整えた」などの
実績に応じて支給され、中小企業でも活用しやすい制度となっています。


✅ 支給される主なケース(コース別)

両立支援等助成金は複数のコースに分かれています。以下は主なコースと概要です(2026年度版)。

🎵 出生時両立支援コース(子育てパパ支援助成金)

育児休業を取得しやすい雇用環境整備などを行い、男性労働者が育児休業を取得した場合に受給できる助成金です。

  • ①男性労働者の育児休業取得:子の出生後8週以内に一定日数以上(1人目5日以上、2人目10日以上、3人目14日以上)の育休を取得 → 1人目20万円、2・3人目10万円
  • ②男性労働者の育児休業取得率の上昇等:育休取得率が30ポイント以上アップ&50%以上達成など → 60万円(1事業主1回限り)
  • いずれも、育児・介護休業法に定める雇用環境整備の措置を複数実施し、業務体制の整備を行うことが要件

👶 育児休業等支援コース

労働者の円滑な育児休業の取得・職場復帰に取り組み、労働者が育児休業を取得した場合に受給できる助成金です。

  • 育休取得時:30万円(育休復帰支援プランを作成・実施し、連続3か月以上の育休を取得)
  • 職場復帰時:30万円(原則として原職等に復帰し、6か月以上継続雇用)
  • 1事業主2人まで(期間の定めのない労働者1人・有期雇用労働者1人)

🔄 育休中等業務代替支援コース

育児休業取得者や短時間勤務者の業務を代わりに行う労働者に手当を支給、
または代替要員を新規雇用(または派遣で受入)した場合に受給できる助成金です。

  • 育児休業中の業務代替者に手当を支給:業務体制整備費 最大20万円+業務代替手当 支給額の3/4(最大240万円)
  • 短時間勤務者の業務代替者に手当を支給:業務体制整備費 最大20万円+業務代替手当 支給額の3/4(最大108万円)
  • 代替要員を新規雇用(または派遣で受入):代替期間に応じて最短(7日以上)9万円〜最長(1年以上)81万円
  • ①〜③は合わせて1年度10人まで、初回の支給から5年間

🧓 介護離職防止支援コース

介護休業の取得・職場復帰に取り組んだ場合や、介護両立支援制度・有給の介護休暇制度を利用させた場合などに受給できる助成金です。

  • 介護休業の取得&職場復帰:40万円
  • 介護両立支援制度(時差出勤・短時間勤務・在宅勤務・フレックスタイム・介護サービス費用補助)の導入と利用:制度1つで20万円、2つ以上で25万円
  • 業務代替支援:代替要員の新規雇用(派遣受入)20万円、業務代替者への手当支給 5万円(介護休業)/3万円(介護短時間勤務)
  • 介護休暇制度の有給化と利用:30万円(2026年度の新メニュー)
  • ①〜③はそれぞれ1事業主あたり5人まで、④は1事業主1回限り

このほか、「柔軟な働き方選択制度等支援コース」「不妊治療及び女性の健康課題対応両立支援コース」もあります。


■ 支給対象となる事業主の要件

助成金を受け取るには以下のような条件を満たす必要があります。

  • 雇用保険の適用事業所である
  • 対象となる従業員が雇用保険に加入している
  • 育児休業や介護制度の就業規則を整備している
  • 労働関係法令(労基法・育介法等)を遵守している

💡 制度活用のポイント

  • 男性社員の育児休業取得を積極的に促すことで支給されるため、小規模事業者でも狙いやすい
  • 制度を整備するだけでなく、実際に活用されることが必要
  • 就業規則の見直しが支給要件となる場合あり(専門家の助言を活用)

📄 必要書類と手続きの流れ(例:出生時育児休業取得時)

  1. 育児休業を予定している社員の事前計画書提出
  2. 就業規則の整備(必要に応じて)
  3. 育児休業取得
  4. 取得後、必要書類を整えて支給申請
  5. 審査を経て助成金受給(数ヶ月かかる場合あり)

❗ 注意点・デメリット

  • 助成金は後払い方式(取得実績が出た後の支給)
  • 制度を作っただけではNG。実際に従業員が利用する必要がある
  • 提出書類が多く、申請手続きに一定の工数がかかる

📝 まとめ

両立支援等助成金は、育児・介護に対応した柔軟な職場環境づくりを支援しながら、
企業にも経済的メリットをもたらす制度です。

中小企業であっても育休制度を整え、実際に取得させることで、男性の育休取得(1人目20万円)や育児休業等支援コース(育休取得時30万円・職場復帰時30万円)などの助成を受けられるチャンスがあります(同じ育休について併給できない組み合わせもあります)。


✅ こんな企業におすすめ!

  • 育児中の社員が増えてきた企業
  • 男性社員の育児参加を促進したい企業
  • 人材定着・離職防止を図りたい中小企業

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