固定資産の除却で節税|未使用資産を整理して税負担を減らす方法【決算対策】

✅ 不要な固定資産、放置していませんか?

決算前に確認したいのが「使っていないのに帳簿に残っている資産」です。
このような資産を除却することで、経費計上による節税効果が得られるだけでなく、翌年度以降の余計な税負担の回避にもつながります。


✅ 除却とは?簡単に言うと「廃棄や使用停止を帳簿から除くこと」

事業で使わなくなった備品や設備などを「除却(じょきゃく)」すれば、
その資産の残っている帳簿価額(未償却残高)をその年の経費にできるのです。

  • パソコン
  • 工具・機械
  • 店舗什器 など

✅ 節税のポイントはここ!

  • 帳簿に残っているだけでも経費対象になる
  • 未償却残高が全額損金に!当期利益を圧縮できる
  • 除却によって翌年の固定資産税(※正確には償却資産税)の課税対象から外れる

📌 「固定資産税」と表現されていますが、実際は「償却資産税」が正確な名称です
償却資産税とは、事業用に使用している機械や備品などに課される税金で、帳簿に残っているとたとえ未使用でも課税されることがあります。


⚠ 注意点もしっかり押さえよう

  • 実際に廃棄または使用停止した事実が必要(証拠保存も推奨)
  • 資産台帳や固定資産管理台帳から削除する
  • 除却損としての処理には会計処理の正確性が求められる
  • 節税目的の意図的除却には税務署から否認されるリスクも

✅ 節税効果だけじゃない、メリットいろいろ

  • 不要資産の見直しで資産管理の簡素化
  • 除却処理を通じて固定資産台帳の整理が進む
  • 節税対策をしながら経理の効率化にもつながる

📝 専門家に必ず相談を

除却の判断や処理には、帳簿の状況や法人の税務区分、償却方法による影響など個別の判断が必要です。
処理ミスや判断の誤りを避けるためにも、税理士等の専門家への確認を必ず行いましょう

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