国勢調査とは
国勢調査は5年ごとに行われる、日本で最も重要な統計調査です。
人口や世帯の状況を正確に把握することで、福祉・教育・防災・都市計画など、
国や自治体の施策に幅広く活用されます。
つまり、国勢調査に協力することは 日本の将来を形づくる基盤となるデータづくり に直結しています。
一方で、調査の時期になると「国勢調査を装った詐欺」が増加する傾向があります。
「怪しいから回答しない」という対応は望ましくなく、正しい知識を持ち、安全に回答することが大切です。
正しい国勢調査の特徴
- 調査員は必ず 顔写真付きの「調査員証」 を携帯しています。
- 回答方法は オンライン回答(国勢調査オンライン) または 調査票の提出 のみです。
- 調査員や役所が 金銭を要求することは一切ありません。
正しく回答するためのポイント
- オンライン回答を推奨
調査票に記載された専用IDを用い、総務省の公式サイトから回答します。
アクセスする際はURLが「go.jp」ドメインか必ず確認してください。 - 紙の調査票で回答する場合
記入後は封筒に入れて提出します。調査員に渡す際は必ず「調査員証」を確認してください。 - 記入内容は基本情報のみ
世帯員の人数・氏名・就業状況など、調査に必要な範囲のみを記入します。
口座情報や暗証番号など、調査と無関係な項目は一切求められません。 - 回答期限を遵守
回答がない場合、再度調査員から訪問や確認の連絡があります。
スムーズに進めるためにも期限内の回答を心がけましょう。
よくある詐欺の手口
- 偽の調査員が「記入代行料」「協力金」などを名目に金銭を請求する
- 「国勢調査に未回答です」というメールやSMSで偽サイトに誘導する
- 電話で「銀行口座番号」「暗証番号」を聞き出そうとする
- 調査員証を提示せず、調査票を強引に持ち帰ろうとする
被害を防ぐための注意点
- 調査員証を必ず確認し、不審に思った場合は市区町村の窓口に問い合わせる
- 公式サイトのURL(総務省・自治体のドメイン) を確認する
- 電話や訪問で口座情報や暗証番号を聞かれたら直ちに詐欺を疑う
- 不審な請求や連絡があった場合は、速やかに 警察相談専用ダイヤル「#9110」 に相談する
まとめ
国勢調査は、私たちの生活に直結する重要な調査であり、安心して協力することが求められます。
一方で、調査を悪用した詐欺も発生しているため、正しい知識を持って対応することが不可欠です。
- 国勢調査員は身分証を提示する
- 調査で金銭が要求されることはない
- 回答はオンラインか調査票で行い、記入内容は基本情報のみ
- 不審な場合は、役所や警察へ直ちに確認
安心・安全に国勢調査へ協力し、より良い社会づくりに参加しましょう。