✅ ものづくり補助金とは?
**「ものづくり補助金(正式名称:ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)」**とは、
中小企業等による生産性向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を
行うための設備投資を支援する補助金です。
詳細については、ものづくり補助金総合サイト<外部リンク>を参照ください。
✅ 補助対象になる取り組み例
- 最新の設備導入による製造工程の自動化・省力化
- 新商品や新サービスの開発に関わる投資
- 業務効率化のためのIT導入(業務システム・IoT等)
- **デジタル化・DX(デジタルトランスフォーメーション)**の推進
- グリーン(脱炭素)対応やカーボンニュートラルに資する取り組み
✅ 補助額と補助率(令和6年度時点の例)
類型 | 補助上限額 | 補助率 | 特徴 |
---|---|---|---|
通常枠 | 最大1,250万円 | 中小企業:1/2 小規模事業者:2/3 | 最も基本的な枠 |
デジタル枠 | 最大1,250万円 | 2/3 | DXを伴う取組に特化 |
グリーン枠 | 最大4,000万円 | 2/3 | 環境対策に寄与する取組に対して手厚い補助 |
グローバル市場開拓枠 | 最大3,000万円 | 1/2 | 海外進出や越境EC対応など |
※制度は年度や公募回ごとに見直されるため、最新の公募要領を必ず確認してください。
✅ 対象となる事業者
基本的に、以下のような企業が対象です。
- 中小企業基本法に定める中小企業・小規模事業者
- 過去に採択された企業も再申請は可能
✅ 申請の流れ(概要)
- 【事前準備】GビズIDプライムアカウントの登録
- 【事業計画の作成】補助対象経費やスケジュール、収益見込みなどを整理
- 【電子申請】専用サイトから申請
- 【審査・採択】加点項目や地域性も影響
- 【採択→交付決定→事業開始→報告・補助金請求】
✅ 採択されやすいポイント
- 革新性・独自性のある取組み
- 投資によって生産性が高まる根拠を定量的に示す
- 売上・利益の向上につながるビジネスモデルがある
- 地域課題への貢献やグリーン/DXへの対応があると加点
- 専門家(中小企業診断士など)と連携した計画づくり
✅ 注意点
- 事前着手はNG(交付決定前に契約・発注・支払をしてはならない)
- 申請から入金までは半年~1年以上かかることもある
- 採択後は厳密な経費管理・証憑提出・報告義務がある
- 不正利用は重いペナルティ(返還+公表等)
✅ 地元の支援機関(宮崎・鹿児島)
地域 | 支援機関名 | リンク |
---|---|---|
宮崎県 | 宮崎県中小企業支援センター | https://www.miyazaki-smeca.jp |
鹿児島県 | 鹿児島県中小企業団体中央会 | https://www.chuokai-kagoshima.or.jp |
上記機関では、申請書の書き方や相談対応、専門家の紹介なども行っています。
📌 まとめ
- ものづくり補助金は中小企業の成長・効率化を強力に支援する制度
- 対象となる設備投資や取り組み内容は幅広い
- 計画書の内容・実行力・社会的な意義が採択のカギ
- 初めてでも支援機関や専門家と連携すれば成功しやすい
⚠️ 免責事項
本記事は一般的な情報提供を目的としており、制度の最新情報や採択可否を保証するものではありません。
必ず最新の公募要領を確認し、必要に応じて税理士・行政書士・中小企業診断士などの専門家へご相談ください。
コメント